2024.7.7 コロナ「パンデミック」です

コロナ「パンデミック」(強い流行状態)です
 テレビなどでほとんど放映されませんが、現在、新型コロナウイルス「パンデミック」(強い流行状態)です。2024年は、年始から新型コロナ患者さんは減り続け、3月に一番少なくなりました。しかし、再び、4月から増え始め、4、5、6月と増え続け、現在、非常にコロナ患者さんが多い状態です。(実はこの傾向は昨年と全く同じで、2023年も3月に一番少なくなり、4、5、6、7、8月と増え続けました。) 現在、発熱外来では、風邪症状や発熱症状で来院した患者さんの半数を超える方が、新型コロナウイルスに感染しています。
ひだまりホームクリニックの和田医師は、2020年初頭から新型コロナウイルス対策に取り組み、当時の松戸市医師会でのPCR検査(松戸市千駄堀)、いらはら診療所(松戸市小金原)での経験を合わせて、1000人以上の新型コロナウイルス患者さんの診療経験があります。また、2020年にいらはら診療所に発熱外来を作り、積極的に新型コロナウイルス診療、ワクチン接種を行ってきました。現在、ひだまりホームクリニックでも発熱患者の診療を行なうとともに、いらはら診療所の発熱外来にもかかわっています。
 私の印象では、幸い、最近のコロナの患者さんは比較的軽症です。逆に言えば、「発熱がなく、咳が出る、鼻水が出る」という軽症のかぜの方でも、コロナ感染者がいる、ということです。また、発熱がある方でも、たいていはワクチンを3-7回接種している方が多く、発熱は1-2日でおさまる方が多いように感じます。しかし、ワクチンを接種していない方、特にそのうち、男性の方や高齢者は、重症化リスクが高いとお考え下さい。
 マスクを着用しない方が増えていますが、今の時期は、私は、家族以外の他者と近い距離で、接する時にはマスクを着用することをお勧めしたいと思います。相手と自分の双方がマスクを着用していると、相手と1m以内に近接しても、かなりうつりにくいことが分かっています。一方で、相手あるいは自分のどちらか一方がマスクを外していると、1m以内に近接したら15分経過で感染が成立しやすくなります。
繰り返しますが、ご家族以外の他者と近い距離で接する時にはマスクを着用することをお勧めしたいと思います。