在宅医療・介護労働災害への対応【動物被害】
ほとんど話題にならないが、犬に噛まれるなどの労働災害は、珍しくない。特に、ホームヘルパーに多い印象がある。
利用者・ご家族に、サービス導入時に、「動物を庭に放し飼いにさせない」「訪問ケアを受ける間は、室内犬や猫などを、利用者の居室に入れない」ように説明する。これは、在宅医療・訪問介護等のサービス事業者が、管理者・代表者の責任で、利用者・ご家族に、説明すべきであると考えている。
また、「動物は感染源」と説明する。新型コロナウイルスパンデミック以後、動物に対する説明がやりやすくなった。以前は、「動物も家族だから(屋内放し飼いにしている)」というような説明に屈してしまう事業者がいたが、人間でもこんなに接触に留意するのだから、動物はなおさらである、という説明がやりやすくなったと思う。
動物による外傷(犬にかまれるのが多い)受傷時には、個人で治療せず、即座に医療機関を受診し、適切な処置や、破傷風トキソイドなどの投与を受けるのがよいと考えている。
また、このような事故は、介護事故として、介護保険サービスを実施ている事業者は市役所に届け出るのが良いと考えている。
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