高齢化社会の課題の本質的解決は少子化の解決である
高齢者医療・介護の課題に対しての本質的な解決方法は、少子化対策である。つまり、高齢者の医療や介護に直接的にアプローチする方法は根本的な解決法ではない。
日本は最も高齢化が進んだ社会である。してて、現在の高齢化社会の課題は、高齢者が非常に多く、その人たちの介護や福祉をどうするかという課題として語られている。
しかし、もし、子どもが多くなり、若年人口が増えると、高齢者数は相対的に少なくなる。そして、若年人口が増えると、労働力人口が増え、高齢者数に比較して、労働力の割合が増えることになる。つまり、医療や介護の人材が相対的に増え、医療や介護の人材が潤沢になることを意味する。また、それ以外の産業に従事する若者が増えると、社会がより豊かになるとともに、税や保険料を払う人が相対的に増え、高齢者医療・介護の財源が潤うことになる。その意味で、若者が安心して結婚し、安心して子育てができる社会、子どもや若い人が多い社会は、高齢者を安定的に支えられる社会を意味する。
その意味で、高齢者の医療や介護に直接的にアプローチする方法は根本的な解決法ではなく、少子化対策こそが、最も本質的な高齢者対策のように考えられる。従って、高齢者対策を行うのであれば、まず、少子化対策に力を注ぐべきであろう。近視眼的な視野でなく、わが国五十年の計を考えたとき、高齢者に直接アプローチする施策より、少子化に直接アプローチする施策のほうが有効なように感じられる。